FEATURES
製品の特長
いちどだけの給湯でハンドドリップの美味しさを実現
* 2016年 特許出願 ( 整流バルブと密閉空間による透過法の再現技術 )
適量分の熱湯を タンクに一気に給湯するだけで ハンドドリップの透過法による本格抽出が再現できる 当製品のしくみや汎用性をご紹介します。
整流バルブ
注湯技術の役割を担うドリッパーの最重要部品。湯の流れを人工的に整えて、
人の手によって丹念に注いだようなハンドドリップのおだやかな滴下を再現します。
耐久性に優れたステンレス製
2枚のプレートで構成されているバルブ。変形する恐れのないステンレス製で特別なメンテナンスは不要です。また、湯が通る3ヶ所の隙間は非常に微小であるため、コーヒーの逆流が起きず常に安定した整流がおこなえるしくみです。
ハンドドリップの滴下を再現
一気に給湯した熱湯はタンク底部に装着したバルブを通過する際、170ミクロンの3ヶ所の隙間から約90℃の適温となって流れ出ます。ハンドドリップの注湯と変わらない、非常に穏やかな湯の滴下を再現することが可能です。
豆の蒸らしと丁寧な抽出が自然と完了
バルブから流れ出た湯は豆に衝撃を与えることなく浸透するように滴下します。
はじめに十分な豆の蒸らしが自然とおこなわれて豆を極力動かさない丁寧な抽出が進むため、コクが豊かな透明感のあるコーヒーに仕上がります。
*上の画像は滴下の様子がわかるようにペーパーの一部に透明フィルムを使用しています
密閉空間
タンクでドリッパー上部を塞ぐ構造の当製品は 湯が透過する際に円すい形の密閉空間が生まれるこれまでにない抽出器具です。
この密閉空間には、
給湯するだけでハンドドリップの透過法を再現する 2点の重要な役割があります。
1.炭酸ガスの圧力を抽出に利用
( 豆から発生する炭酸ガスを充満させ、その圧力で豆の蒸らし効果を高める。)
2.透過法を再現する注湯速度
( 抽出進行に伴いフィルター内部の圧力を低下させて湯の流れをスムーズにする。)
1.炭酸ガスの圧力を抽出に利用
当製品は密閉空間に炭酸ガスを充満させその圧力を利用することで、湯が豆に浸透していく力を十分に高めることが可能です。すなわち、適量分の熱湯を一気に給湯するだけで丁寧な豆の蒸らしが自然と完了し、コクが豊かな味わい深いコーヒーに仕上げることができます。
*上の画像は炭酸ガスの発生がよく分かるように透明の給湯タンクを使用しています。(実際の製品のタンクは半透明です)
2.透過法を再現する注湯速度
ペーパー全体に湯が染み込むと一時的に密閉度が高まります。その密閉空間でコーヒー抽出液がペーパーを通って下に落ちると空間内部の圧力が下がり、その抽出量分のお湯がタンクから引き込まれます。抽出と注湯のバランスが取れた湯の流れによって浸漬(しんし)法の抽出をたどらず、ハンドドリップで丹念に注湯した場合と変わらない透過法を再現します。
*上の画像はフィルター内の湯の様子が分かるようにペーパーの代わりに透明フィルムを使用しています。
*浸漬(しんし)法とは豆を湯に浸しておこなう抽出方法です。
新鮮なコーヒー豆の抽出に最適
豆から発生する炭酸ガスを利用して透過法による本格抽出を再現できる当製品は、ガスの放出が多い新鮮なスペシャルティコーヒー豆の抽出に最適です。
はじめに一気に給湯するだけで豆自体が持つ味わいの実力を引き出す抽出ができるため、ご家庭での忙しい暮らしの中でも専門店と変わらない美味しいコーヒーを気軽に楽しみたいという方におすすめです。
複数杯の本格ドリップも快適におこなえます
新鮮な豆の提供に努めておられる専門店の喫茶業務でも当製品を補助的に活用していただくと4~5分を要するハンドドリップ作業の効率化につなげていただけます。また、同時に淹れる複数杯のドリップも快適におこなうことが可能です。アウトドアやマーケット等の簡易スペースで取り扱う際にも大変便利です。